井伊直虎とは?(その1)

井伊直虎とは?(その1)

来年2017年の大河ドラマで始まる『おんな城主 直虎』。
尼であり城主であった主人公、井伊直虎とはいかなる人ものなのでしょうか。
【井伊直虎をひも解いて見る】
●出生●
現在の静岡県である遠江(とおとうみ)の井伊家当主・井伊直盛の一人娘として誕生しました。
直盛には男の子が出来上がりなかった為に、ちっちゃいころから既に許嫁が存在していました。その許嫁の名前は亀之丞。
将来は次の当主の妻という立場で井伊家を盛り立てて出向くはずでした。
●出家●
そういった中、井伊家は実質的には硬い権力を持っていた今川義元の支配下という立場にありました。
あんな中ある悲劇が起こります。亀之丞の父が謀反を今川方に疑われてしまったために殺害されてしまったのです。
当時9歳だった亀之丞も命を狙われていましたが、願わくは信州へと逃げのびる事が出来ました。
ただしその後の消息は途絶えてしまったため、直虎には別の縁談が持ち上がります。
けど、直虎は亀之丞への想いがあった為にこれを拒み、誠に自ら出家してしまうのです。
これには両親もとても嘆き悲しみましたが、住職がそれを納得させる為に『次郎法師』という男の名を置きたと言われています。
この次郎法師とは、井伊家の2つの惣領名を繋ぎ合わせたものだそうです。
●亀之丞(直親)との再会●
出家してから10年後、消息が途絶えていた亀之丞が直親と名を再び井伊家に姿をあらわし、引き継ぎます。
但し、直親は信濃で身を隠していた間に奥山親朝の娘を正室として娶ってあり、直虎も出家していた身だった為、カップルはまとまる事はありませんでした。

 

 

平成29年のNHK大河『おんな城主』とは?〜キャストC〜

【亀之丞、井伊直親・・・三浦春馬】
直虎の許嫁として生活していましたが、父である直満が今川方に疑いの容疑で殺害され、亀之丞自身も命を狙われ信濃へと亡命します。
その後は生死も行方も思い付かという状況が10年続きます。
この直親を演ずるのは、1990年、茨城県出身の三浦春馬さん。
4歳のころより児童劇団のアクターズスタジオつくば校に所属してあり、1997年に『あぐり』で子役としてデビューしました。
その後、『14才の母』というドラマでヒロイン役の恋人を演じた事がきっかけで、丸ごと注目を拾い上げるようになりました。
今では、テレビドラマ以外にも『極めてせん THE MOVIE』や『君に届け』・『地球ゴージャスプロデュース公演』や『劇団☆新感線「ZIPANG PUNK?五右衛門ロック III」』など映画や舞台など幅広く活躍しています。
【鶴丸(つるまる)、小野政次(おの まさつぐ)・・・高橋一生】
井伊家筆頭家老・小野政直の嫡男です。直虎や亀之丞の幼馴染として育ちますが、今川寄りの考えをもつ家老として家中で対立を通じている父親の姿を見て、悩みを抱えながら成長していきます。
その後、父親の跡をついで家老となりますが、かつての父親と同じ立場に追い込まれて仕舞うように・・・。
大きな葛藤を抱えながら家老として井伊家に仕える小野政次を演ずるのは、高橋一生さん。
1980年生まれの都内出身です。
2015年の『民王』で秘書・貝原茂平役を演じましたが、この演技が視聴者の好評を得て瞬く間に名前が流行るようになりました。
テレビだけでなく、映画や舞台と様々な作品に数多く出演しています。

 

 

井伊直虎とは?(その2)

●相次ぐ大切な人の死●
その後、直虎の父である直盛が桶狭間の戦いにおいて、今川義元と共に討ち死にし、後を継いだ直親も今川家に暗殺されてしまいます。
直虎ら一族も命の危険が迫っていたのですが、母の祐椿尼の兄で、伯父にあたる新野親矩によって難を逃れて救われました。
但しその後も不運は続き、曽祖父の井伊直平は今川方の命令で天野氏の居城である犬居城を攻めている最中に急死。
1年後には、これまた今川氏に従って引間城を攻めていた、新野親矩や重臣の中野直由らと家中を支えていた人々もつぎつぎに討ち死にされてしまいます。
そうして井伊家の男は、直親の嫡男であった2歳の虎松をのぞいて絶えてしまったのです。
●環俗した直虎●
これをみかねた龍潭寺の住職は次郎法師を環俗させました。
そうして『直虎』は誕生し、虎松の後見人として城主となります。
その後の彼女の人生は、大国がひしめく乱世の世を小国でありながらも強かに、勇ましく生き抜いていきます。
尼であったことで、龍潭寺を主とした宗教的権威と、井伊家の城主としての実質的な権力。
この2つの力を活用しながら井伊家を盛り上げ、直親嫡男の虎松(後の井伊直政)の義母ともなり、後の井伊家の礎を築き上げていきました。
●NHK大河での直虎●
2017年から始まるNHK大河は、こんな井伊直虎を主人公にした作品。
”硬い井伊を”という直親との誓いを胸に、たまに家臣と突き当たり合いながらも段々と互いの力を認めて赴き、一緒に戦国の世を歩んでいきます。
ライバルだった人ものが心を許せる友になったりと、激動の彼女の人生を垣間見極める事が出来るでしょう。