京都の紅葉は何処を見ても良い感じのですよね。
昼もいいですが、夜にライトUPされた紅葉にもまた一段と魅了されるものがありますね。
それで、紅葉ライトUPの名所をいくつかご紹介したいとおもいます。
1つめ、それは超名高い清水寺です。
清水の舞台と紅葉のコラボレーションは実に見事ですが、秋には「夜の特に拝観」があります、。
秋の紅葉がライトUPされた様は、優美で幻想的な美しさで人の心を打つものがあります。
ライトUPの予定期間は今はまだ未定ですが、去年は11月12日から12月4日まででした。
時間は17時30分から21時(受付終了)となってきます。
2つ目は、東山の高台寺です。
豊臣秀吉の正室、ねねが建立したことでもポピュラーで、近年も開山時の建物が現存しています。
ライトUPされると池にそのライトUPされた紅葉が映り、幻想的な美しさになります、。
今年のライトUP期間は未定ですが、去年は10月21日から12月11日まででした。
時間は、日没後から21時30分(受付終了)です。
3つ目は圓徳院です。
こちらのお寺は高台寺の塔頭寺院になります。
通称「ねねの寺」と呼ばれていて、ねねが没するまでの19年間、こちらのお寺で過ごされたようです。
石組みの北庭があり、その近傍をもみじが囲むようにあり、紅葉の時期は立派な庭石とその紅葉が美しくマッチしています。
夜にライトUPされると、神秘的な美しさになります。
去年は10月21日から12月11日までがライトUPされました。
時間は日没後から21時30分(受付終了)です。
京都・大覚寺と宝厳院の紅葉
京都の紅葉は名所が沢山あって、何処へ行ったら良いか迷ってしまうこともありますよね。
また今度京都へ紅葉を見に行く機会がありましたら、嵯峨嵐山の大覚寺や宝厳院(ほうごんいん)へ行かれたら如何でしょうか。
清水寺や東福寺のような派手さはないですが、どちらも良い感じの庭を持ち、紅葉やライトUPを楽しむことが出来ます。
大覚寺は真言宗大覚寺派の本山で、代々天皇または皇統の方々が住持に就いた高い格式を持った寺院です。
宸殿に存在する狩野山楽筆の牡丹図、紅白梅図は見事なもので、必見です。
秋は境内に美しく咲かせた嵯峨菊が沢山展示されていて、秋らしい風景になります。
境内には大沢池があり、その池の周囲を紅葉したもみじが彩り、夜にはライトUPされるので幽玄な美しさを堪能出来ます、。
時間は17時30分から20時30分(20時受付終了)です。
JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分になります。
宝厳院は嵐山渡月橋から徒歩約5分のところに存在する、天龍寺の塔頭(たっちゅう)です。
大きな岩を配した回遊式山水庭園があり、300本を超えるカエデや、神秘性を持った苔の美しいお庭です。
お抹茶を頂ける茶席もあり、お茶を頂きながら、近傍の紅葉をゆっくり眺めることが出来ます、。
紅葉の時期には「秋の夜間特に拝観」があり、そのライトUPされた美しさにうっとりされることでしょう。
ライトUP時間は17時30分から20時30分(20時受付終了)です。
嵐電嵐山本線の嵐山駅から徒歩約5分です。
京都・毘沙門堂の紅葉
秋と言えば紅葉、紅葉と言えば京都ですね。
でも秋の京都は、紅葉目当ての観光客で何処も混雑しているという感想や感じ方ですよね。
出来れば、紅葉はゆっくりとしみじみ味わいたいとおもう方もいっぱいいらっしゃるかとおもいます。
それで、そういう方の為に、静かにゆっくり紅葉を楽しめる穴場をご紹介したいとおもいます。
京都駅からひと駅の山科駅から歩いて20分ほどの所に存在する毘沙門堂。
このお寺は京都七福神の一つ、毘沙門天を祀っていることから毘沙門堂と呼ばれています。
後西天皇の皇子公弁法親王が、晩年にはこのお寺に隠棲されたことから代々法親王が住持となったため、門跡寺院の一つとなりました、つまりすさまじく格式の高いお寺だということです。
石畳の参道が仁王門へと長く続いているのですが、秋にはその石畳は散った赤い紅葉で、まさに真っ赤なじゅうたんを敷きつめたようになります。
まずのっけからその美しさに驚いてしまうでしょう。
こちらのお寺には晩翠園という見事な庭があります。
谷川の水を引いて滝を造った回遊式庭園で、心という字をかたどった心字の池があります。
紅葉のシーズンにはその豊富に水をたたえた池の水面に紅葉や観音堂が映り、それは見事な美しさです。
回遊式庭園ですので、庭の紅葉をゆっくり眺めながら心行くまで散策出来るのも艶やかさです。
当然本堂や霊殿の中からも、見事な紅葉で彩られた庭を楽しむことが出来ますよ。
毘沙門堂は、春は桜でもポピュラーです。
春には花見に来られるのもいいかも知れませんね。
京都・蘆山寺(ろざんじ)の紅葉
秋の紅葉はやはり京都に見に行きたいとおもわれる方は沢山ですよね。
でも紅葉の名所は何処も人ばっかりで、それも又楽しいことなのかも知れませんが、やはりたまには、ゆっくりしみじみ紅葉を眺めたいとおもいますよね。
そういった人の為にご紹介したいのが、上京区に存在する蘆山寺です。
このお寺は、源氏物語を書いた紫式部の邸宅跡として知られているところです。
源氏の庭には「紫式部邸宅址」の石碑が立っています。
この地に存在した家で、式部は結婚し、子育てをし、源氏物語を書いたということですが、そういったことを心に留めてここを訪れると、一層関心深いものがあります、。
源氏の庭は白砂と苔、そして松を配置した、ちっちゃいですが、風情のあるお庭になっています。
初夏にはこの庭に桔梗が凛と咲き誇ってます。
秋には源氏庭、中庭、源氏庭裏の参道で美しい紅葉を見ることが出来ます。
実は紅葉の隠れた名所でもあるのです。
源氏庭では、白砂の上や緑の苔の上に紅葉が散り、白と緑と、紅葉の赤で、そのコントラストがすさまじく美しいです。
でも、案外人が少なくて、しみじみ紅葉を楽しむことが出来るのも、嬉しいところです。
折角ですので、蘆山寺近辺の紅葉も巡ってみましょう。
徒歩4分の所には京都御苑があります。
京都御所を囲む大きな公園で、秋は紅葉の評判スポットになります。
もみじやカエデ、イチョウ等の巨木が沢山あり、もみじの赤もきれいですが、イチョウの葉が見事な黄色になっているのも、良い感じのですよ。