秋になり、近所のいちょうの葉が黄色に色づき始めたりしますと、紅葉のシーズンになったんだとおもいますよね。
たまには、京都の本格的な美しい紅葉も見てみたくなります。
どうせ行かれるなら、ゆっくりと静かな立地で京都の紅葉を楽しみたいとおもわれませんか?そこで、混雑なしに紅葉を味わえる穴場を2つご紹介したいとおもいます。
1つは東山の北白川周辺に存在する泉湧寺(せんにゅうじ)です。
泉涌寺は皇室の菩提寺を務めてきたことから(御寺)とも呼ばれています。
境内は樹木が潤沢で、もみじ、かえでが植えてありますが、紅葉を見に来たのに少しばかり物足りないとおもうかも知れません、。
ですが、泉涌寺の紅葉のメインは御座所の東南から御殿の南側にかけて創られた、御座所庭園前庭に存在するのです。
秋になると紅葉でそれは美しい景観になります。
御座所は境内の奥の本坊に存在するため、少しばかり分かりずらい立地に存在するのです。
その為、人がわずか、穴場スポットなってす。
昭和天皇が愛された庭としても知られています。
2つ目は東山の哲学の道です。
桜で名高いのですが、紅葉のシーズンも素晴らしく、ゆっくり散策しながら紅葉を楽しむことが出来ます。
熊野若王子神社から銀閣寺寺道バス停付近まで疏水に沿って続いている約1.5kmの道になります。
疏水沿いを覆いつくすように紅葉したもみじの赤や黄色続き、見事です。
思索の小径とも言われた哲学の道を、ご自身も哲学者になったテンションで紅葉を眺めながらしみじみ歩くもの素敵ですよね。
京都、南禅寺の紅葉
秋になると紅葉が見たくなりますね。
近所の公園の紅葉でも当然楽しむこというのは出来ますが、今年は頑張って、京都の紅葉を見に行くのはいかがでしょうかですかか。
それも紅葉の名所めぐりなんてすてきですよね。
清水寺や南禅寺、常寂光寺等、名所は沢山あります。
ここでは南禅寺の紅葉に対してご紹介したいとおもいます。
南禅寺はニッポン初めの勅願禅寺で、京都五山、鎌倉五山の上に置かれた、ニッポンの禅寺のなかで最も高い格式を持つ寺院です。
境内はなんと約4万500坪の広さがあり、そのワイド境内を見事に紅葉したかえでが彩り、それは見ごたえがあります。
境内に入ると正面に三門があり、そこは歌舞伎のなかで石川五右衛門があの名高い台詞「絶景かな絶景かな」を言った立地でもあります。
三門では二階に上がることが出来、そこから、境内の紅葉を眺めることが出来ます。
境内のなかには、赤レンガのアーチ型の橋があり、少しばかり驚かれるかとおもいます。
それは水路閣で、琵琶湖疏水の一部ですのです。
明治時代に創られたものでそのレトロな感じの橋を紅葉が美しく彩って、すさまじく素敵です。
ちなみにこの橋はテレビドラマとかでもたまに使われたりするので、昔にご覧になったことがあるかも知れません。
水路閣の近くには南禅寺の別院である南禅院があります。
そこには名高い庭園があり、良い感じの紅葉を軒先に座って、ゆっくり楽しむことが出来ます。
南禅寺の塔頭の1つである天授庵も願わくは寄っていく価値があります。
色鮮やかな紅葉と緑の苔がなんとも美しい庭園がありますよ。
京都・嵐山、厭離庵(えんりあん)の紅葉
京都の嵐山は大小、沢山のお寺があります。
かなり名高いお寺でなくても、訪ねてみると心にずっと残るような小さなお寺も数多くあります。
そのなかで、小倉百人一首ゆかりの厭離庵をご紹介したいとおもいます。
このお寺は藤原定家(鎌倉時代の歌人)によって小倉百人一首が選定された立地とされています。
かつてあった小倉山荘では、定家が100人の歌人の和歌から1つ1つ選定して、小倉百人一首を出現させたのですが、その跡地にこの厭離庵が建てられました。
このお寺はいつもは非公開ですのですが、紅葉の時期だけ境内が一般公開されます。
その為、その美しい紅葉を見る為に、休日は小さな境内が混雑するようですが、期間が限られているので致し方ありませんね。
それだけ艶やかさのあるお寺ということでしょう。
小さな小さな山門をくぐり、垣根の間の細い道を歩いて行くと、ちっちゃいですが趣きのある庭があります。
大きなカエデの木が真っ赤な葉をつけて、その庭全体を上から覆っているような美しさです。
境内の中央に存在する書院の縁側に座って、心行くまで紅葉を眺める事が出来ます。
ですが、こちらの紅葉の美しさはむしろ散り紅葉で名高いのです。
かえでの葉が散り、グラウンド全体がまばゆいほどの赤色で染まります。
ですので、紅葉真っ盛りの時期より、少しばかりだけ遅く行くと、その散り紅葉を楽しむことが出来ます。
公開期間は11月1日から12月7日です。
(公開期間は変更されるケースもあります)時間は9時から16時、参拝料は500円です。
京都駅からJR嵯峨嵐山駅で降り、徒歩かバスで行きます。
京都・東福寺の紅葉
東福寺は25か所の塔頭(たっちゅう)(高僧を慕って弟子たちが敷地内に小さなお寺を建てたもの)を有する格式の高い大きな寺院です。
こちらの三門は禅寺としてはニッポン最古のもので、その威風堂々たる姿にまず圧倒されるかも知れません。
こちらは京都でも3本指に入る、美しい紅葉で知られています。
イロハモミジ、モミジ、トウカエデ、ヤマモミジ等の、2,000本のもみじが色を競い、心にしみるような美しさです。
東福寺に行かれましたら、まず必ず行くところは通天橋でしょう。
そこからの眺めはまるで夢みたいに美しいので、そこに入るまでも長蛇の列になっているほどです。
混雑は覚悟の上で行ってみましょう。
橋の上から6万坪のカエデ(赤やピンク、オレンジとさまざまな色模様がすごいです)の海を見下ろすような感じになります。
この橋の上から紅葉を見ることが出来ることなら、もう、今年の紅葉見物はこれで満足とも言えるほどの素晴らしさです。
また通天橋は洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷にかけられているのですが、橋から眺める渓谷も絶景ですが、その洗玉澗を歩くことも出来ます。
流れる川の音も素敵ですが、その紅葉の美しさも良い感じのですよ。
東福寺は兎にも角にも京都のなかでも指折りの評判スポットですので、かなりの混雑は必至です。
もう少しばかり落ち着いて楽しみたいなら、出来るなら平日、そして開門直後の8時半にはお寺に投入するように頑張ると良いかも知れません。
拝観料ですが、通天橋は大人400円、小中生300円になります。
見ごろは11月中旬から12月初旬です。